支部山行 04−07


生野口銀谷〜とんがり山〜段ヶ峰〜笠杉山〜P944m

茂木 完治

分水嶺区分4-1・4-2・4-3                           

今回、日本山岳会に入会して初めて支部の例会山行に参加させて頂いた。百周年事業の一環で行っている中央分水嶺踏査には「道の無い薮山」の好きな私には少なからず関心があったし、沢登りが好きなので未記録の谷が無数にある兵庫の山々へ登るきっかけの様な物が欲しかった事もある。
 17日、朝6時30分に宝塚駅前から河野さんの車に山内さん、金井さんと一緒に乗せてもらい出発。
加西サービスエリアに集合した。
 生野の口銀谷より栃原への道に入り、トンネルを潜って直ぐ菖蒲沢への道に入った。集落を過ぎて林道が右岸に渡った所に車を置いて歩き出す。 強い日射とムッとするような湿気で熱射病を心配したが林道は程なく終わりひんやりした杉の中の杣道に入った。
 赤いテープに導かれて谷に別れを告げて左岸を急登して菖蒲沢左岸に沿った分水嶺の稜線に登り、直ぐ981mピーク(とんがり山)に着いた。 此処から尾根を忠実に辿って行くと次第に踏跡は不鮮明になり、高原に出た時には縦横に走る獣道だけであった。低い笹と馬酔木の潅木で、空が広く気持ちがいい、ガスが出ていると苦労するだろうが、天気の好い日なので隣のフトウヶ峰のアンテナが良い道標になって迷う事も無く進めた。栃原からの登山道に出て段ヶ峰に至り、頂上で昼食にした。 
  頂上で登山道に別れを告げ、北の稜線に入る。遠くから見ると一見道は無さそうだが、今回トップを行く須磨岡さんが開いた道があり、快調に縦走し、お地蔵様の在る峠から千町へ下山して、上千町集会所に泊めて頂く。 この辺りの民家はどれも大きくて豊かそうである。
須磨岡さんの話では素麺「揖保乃糸」の産地で安定した収入があるとのこと。夕食と朝食は須磨岡さんが用意して呉れたとの事で、感謝しつつ頂いた。
 18日、朝起きて不用意に半ズボンで外に出ると、足にチクチクとゆう感触があった。しまったと思った時はもう遅い。胡麻のような黒い点々が足にへばりついていた。ブヨである。一瞬のうちに22箇所も食われてしまっていた。已む無く足をテーピングして出発した。之くらいしないと摺れて痒くなり気が狂うであろう。
 今日の予定は本来なら笠杉山を越えて笠杉トンネル迄であったが、もう少し行けそうだとゆう事でトンネルから2キロ北にある一宮・大屋・朝来の町界辺り迄行く事にしたとの事だった。
 昨日下山した峠から笠杉山へは130mの登りである。笠杉山(1032m)を多田繁次氏の「兵庫の山やま(総集編)」で見ると、『まったく孤高の山である。・・・山容の雄大さも登頂に報いる山上展望の楽しさもない・・・』。これには山に同情を禁じ得ないが、確かにこの様な機会が無ければ尋ねる事も無い山だろう。頂上の僅かの樹間の隙間よりとんがり山が見えていた。
 頂上から50m南に戻って西に続く尾根に入る。 須磨岡さんも笠杉トンネルへの尾根は経験が無いとの事で、地図と磁石を使っての縦走になった。
 私もこういうのが好きなので、厚かましくもついつい前に出て歩き初めてしまった。
 笠杉山から西へ縦走し、860mピークで北に折れて急降下するが、北北東へ行くべき処を北北西に下った為尾根が一本西にずれてしまい、急斜面をトラバースしてコースを修正する場面もあった。 
笠杉トンネルの手前で、林道が尾根の直ぐ横に来たので林道に降りて昼食にした。
 此処から従走路は登りになる。 846mのピークへの登りは約100mの急登で、昼食直後もあって苦しい登りだった。 しかしこれを登ってしまうと緩い登りで程なく978mのピークになり、殆ど高低差を感じる事もなく一宮町・大屋町・朝来町の界のピークに着いた。ピークは薄暗い杉林の中にあった。 北へは須留ヶ峰へ続く尾根で、分水嶺は西に曲がり冨士野トンネルへと続く。
 頂上の直ぐ北は伐採されていて、西方が素晴らしい展望であった。ピークから西へ尾根を行き、適当な所で黒原川の源流へ植林の急斜面を下った。 流れに沿って踏跡を辿れば直に林道になりデポした車が見えた。


期 日   2004年7月17日(土)〜18日(日)
コースタイム
17日=駐車地点8:47〜とんがり山10:06〜段ヶ峰11:48〜P1088m(笠杉山分岐)12:48〜笠杉登山口13:54〜上千町集会所14:35(宿泊)
18日=出発7:50〜笠杉登山口8:21〜笠杉山9:23〜笠杉峠12:27〜P936m13:32〜P977m13:51〜分水嶺分岐14:33〜配車地点15:22
参 加 L須磨岡 輯 浦上芳啓 柏木宏信 金井良碩 川戸昭三 久保和恵 久保三朗   河野直子 中島 隆 能田忠明 茂木完治 森沢義信 山内幸子 13名 「サポート」会員外3名。 



分水嶺踏査区分4-1・4-2・4-3 追記

                                                  中島 隆
須磨岡さんの担当で粟鹿山区分3-2から始まり3-3・3-4・3-5・3-6と踏査が済み。4-1の前半とんがり山迄先月22日に歩き、本日は支部山行として千町集会所に一泊二日の予定で笠杉トンネルを越えてP944m位までは往けるとのリーダーの判断で行程を組んだが、車の配置の登下山口の遠路の関係で前日よりの会員外のサポーター役3人の協力が有ったので時間的にも肝心の会員は負担の少ない山行であった事を感謝しなければ為らない。