恒例の「図書虫干しと著書と語る会」は、11月6日(土)26名の参加のもと、今西組8階のいつもの会場で盛況裡に行われた。
会員森沢義信氏(「奈良80山」の著者)による講話「大峰の修験道」は、とき恰も、ユネスコによる「紀伊山地の霊場と参詣道」 の世界遺産登録が決まり、脚光を浴びている「大峯修験道」 の来歴、即ち、聖護院(本山派・天台宗)と醍醐三宝院(当山派・真言宗)が、修験道を二分しての推移、更には、その背景としての、日本仏教の「神仏習合」「本地垂迹」についての説明があった。
大峯の奥駈道については、吉野→熊野の「逆峯」、熊野→吉野の 「順峯」 の沿革、或いは明治政府の神仏分離・廃仏穀釈政策により、衰微荒廃した修験道の、特に南奥駈道の復旧にとり組んだ実利行者のこと、戦後の前田勇一氏の「奥駆け葉衣会」それを継承した玉岡憲明氏の「新宮山彦ぐる−ぶ」 の業績等にも言及があった。
又、南奥駈道の荒廃の一因となった明治22年の十津川村大水害についても、当時の気象・被害の状況についても、詳説があった。
かねてより関心を持っていた紀州山地、修験道或いは小生にとって多少ゆかりのある「新宮山彦ぐる−ぶ」 のことなど、有意義な興味深い講話であった。
3時過ぎより今西組提供の缶ビール等でのどをうるおし、歓談となり、4時20分散会となつた。
【参加者】、阿部和行、新井浩、大塚宏圀、斧田一陽、柏木宏信、、金井健二、金井良碩、
久保和恵、久保三朗、、小島一喜、小寺佳美、阪下幸一、先水美智子、中島隆、中谷絹子、西川顕、久野英子、廣瀬健三、星根文子、宗實慶子、森沢義信、屋敷具子、山内幸子、
山田博利、山村良司、芳村嘉一郎 (26名)
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