10月に行われた岩登り講習会は生憎の雨だったが、今回は絶好のトレーニング日和。暖冬で周囲の山々は紅葉真っ盛りです。JR生瀬駅より山本先生方と歩き始めて5分もしないうちに阪下さんの車に出合い、全員荷物を載せて貰う。ついでに私も俄か荷物と化し、ルンルン気分で蓬莱峡に到着。
最初の訓練場所は小屏風裏の風化花崗岩の岩塔群。砂地の斜面を雪稜とみなして訓練する。まずはアイゼン無しでの歩行訓練から。コツは靴底を雪面にフラットに置くことと、下降時は腰を引かずしっかりと前足に体重をかけること。傾斜が増した登りは足をV字に開き、降りはあくまでも平行に靴底全体で雪面を捉える。ピッケルの持ち方と使い方も教わる。下降時ブレードを前にすると滑落停止体制に入りやすいとのこと。

次はアイゼンを付けての歩行訓練。この場合、両足はこぶし1個分位開ける。爪をスパッツやアイゼンバンドに引っ掛けることを防ぐためだ。靴底は斜面にフラットに置くと爪が全て雪面に刺さり、安全度が高くなる。アイゼンとピッケルを着装し、先程のコースを登下降する。ピッケルを意識して使用する。
次に登攀の方法としてコンティニアンスを学ぶ。これは比較的容易なルートで同時登攀をする方法だが、相手がバランスを崩しロープが強く引かれた時は、ピッケルを深く突き刺すと共に足場を固めロープを引き付ける。大切なのは制動用に少しロープを流してやること。この滑落停止方法は、幾度も練習しないとなかなか身につかないような気がする。

雪稜登攀での確保支点には、ピッケルやデッドマン、スノーバーといった器具を使う。何れも加重のかかる方向が雪面と平行になるようセッティングする。
最後は大屏風岩の下降路で、ロープを張りアイゼンを装着しての登降練習。前爪を効かせるのだが、登りより下りの方が難しい。

陽だまりでの昼食時以外は日陰の練習で寒い一日だったが、収穫の多い充実した一日でした。これらの知識を体で覚え込むには、トレーニングや実践機会を成るべく多く持つことが必要だと思う。またこういう機会を作っていただけることを願います。
山本先生、どうも有難うございました。
【期 日】 06年12月3日
【参 加】 講師 山本一夫
参加者 河野直子、久保和恵、阪下幸一、宗實二郎、岩崎しのぶ、
中島隆(カメラ)、
(会員外) 会員外2名
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