支部山行 07−02   女性のための山行

山本山〜賤ヶ岳

小野智代


   賤ヶ岳への登りから


 「女性のための山行」のお話を関西支部の新年会の際にお聞きし、初めて参加しました。
6名の男性会員のご参加もあり、総勢16名で、晴れた暖かな日の縦走を楽しみました。
 JR河毛駅に9時着、予定していたバスは土日運休だったため、タクシーに分乗して大朝日神社前に集まる。朝日山常楽寺を十時通過、急な階段と坂道をゆっくり登り、30分ほどで山本山山頂に立つ。かつてはここにお城があり、平安末期の武将、山本義定・義経の居城だったそうである。山頂付近は馬場跡や本丸、二の丸、三の丸跡の標識がある広い台地となっていて、見渡す展望はまさに絶景。琵琶湖のどこまでも続く青い水面と、ぽつんと浮かぶ竹生島が印象的だった。さて三角点はどこかなと周辺を探し、登山道から少し外れたところに、二等三角点(324.39m)を発見。途中、別の三角点らしきものに惑わされそうになったが、本物が見つかってよかった。
 先を進み、片山トンネル上を通過、この下を車が通っているというのだから、今さらながら不思議なものである。西野放水路上も通過、緩やかに下っていく。本コース最低標高の150m地点に到着、そこから一気に登り返すこととなる。出発地点の標高は、GPSによると96mなので、その差は54mしかない。有漏神社との分岐の手前、地形図から標高約300m地点と推定した平坦な林の中で昼食を取る。
 40分ほどの休憩後、緩やかなアップダウンを繰り返し、西山四等三角点(360.39m)に到達、湖岸の山梨子への峠道を横切り、賤ヶ岳リフト乗り場を通過、14時15分ついに三等三角点賤ヶ岳山頂に立った。賤ヶ岳山頂も広々とした台地で、南西に琵琶湖と比良山系、竹生島、南東に伊吹山を望み、北には余呉湖を見下ろす、まさに大パノラマが広がっていた。山本山からの縦走路もはっきりと望むことができる。歩いてきた道のりを山頂から確認するのは、登山の大きな楽しみの一つだと思うが、それが叶ったこの晴れた一日に感謝したい。全員で記念写真を撮り、それぞれに山頂での時間を楽しんだ後14時35分山頂を後にした。




樹林帯のゆるやかな下りが続く。途中点在する藤の花が本当に素晴らしく、何度も何度も見上げては感嘆の声をあげた。木之本への分岐の道標を過ぎ、まもなく大岩山に着いた。ここには賤ヶ岳の合戦で戦死した武将、中川清秀のお墓がある。この墓は百回忌の天和二年(1682年)に建立されたと記されており、数百年の歴史の流れを感じさせる。「首洗いの池」への道標があったが、恐くて立ち入れなかった。
 ゆるやかに下り、30分後にはJR余呉駅で皆ビール片手に電車を待っていた。ホームで受ける風は、暑い日差しを忘れさせてくれる心地よいもので、今日の爽快な道のりと皆様の温かい優しさを思い出し、自然とにこやかな笑顔になるのを感じた。登山後のこの「感じ」が、好きだ。
 企画・リーダー・参加者の皆様、楽しい一日をありがとうございました。
 
【期 日】 2007年5月12日
【コースタイム】
JR河毛駅9:00 =(タクシー)= 大朝日神社前9:50〜朝日山常楽寺10:00〜山本山10:30〜片山トンネル上11:13〜西野放水路上〜12:13―(昼食)12:55〜松尾分岐13:07〜四等三角点西山13:24〜賤ヶ岳トンネル上13:44〜リフト乗り場14:00〜賤ヶ岳三等三角点14:15ー14:35〜四等三角点大沢15:03〜大岩山13:17―13:30〜JR余呉駅16:00―16:14発

【参加者】
新本政子・岩崎しのぶ・大塚和子・久保和恵・宗實慶子・山内幸子・小野智代
(会員外)兼子衣代・村田かおり  10名
浦上芳啓・大塚宏圀・川戸昭三・久保三朗・田中祥介・中島 隆 6名   計16名