支部山行 07−08 「女性のための山行」

日 野 山

山内 幸子




 北陸道を福井から大阪に向かっていると武生に近づくにつれて真正面に端正な円錐形の山が目に着く。越前富士といわれる日野山で前から登ってみたい山だった。9月になったのに連日30度を超す暑さのため、事前不参加の連絡が多く、男性2名を含む5名で歩き出す。敦賀行きの新快速は超満員で敦賀まで立ちっぱなしだった。青春切符の有効期限最後のせいか、敦賀からの乗り換えも狭いホームを250mも歩かなくてはならない。狭い上に人が多く急ぐに急げない。そのうちに事故が起きるのではないかと心配になるが、これも青春切符がある時期だけのことか。

 

王寺保で下車し中平吹の日野神社に向かって歩き出す。日野神社から登りはじめる。金網の立派な柵の入り口をくぐり秋の花(ツユクサ、ミズヒキ、キンミズヒキ、ミゾハギ、ツリフネソウ、ツルリンドウなど)咲き始めた谷沿いの道を歩いていく。王寺保小の子供たちが作った看板がかわいく、100mおきに付いている。古道もあるが登山道を行くことにする。ゆっくり歩いているのに汗が流れる。休憩のときにNさん持参の凍っているブドウがこの上なく美味しい。焼餅石、冷たい水が出ている唐戸岩、弁慶の三枚切りと岩が目立つ。頂上の社を作られた作業道を横切りながら休憩所と不動明王の立つ五合目で昼食休憩。

 ここから急な登りになる。比丘尼ころばしは朝の雨で岩が濡れており滑らないように慎重に登る。汗が出るという予感がないのに汗が滝のように流れてくる。まるで忍者が暗闇にまぎれてヒタヒタと忍び込んでくるようだ。あと200m、150m、100m…という看板が嬉しい。



石の鳥居が見えると頂上だ。生憎雲がかかっており白山などは見えないが、各自想像を働かせ心の目で景色を楽しむ。少し南にある二等三角点を踏み西谷に下る。
 萱谷側お社の前から急な下りになる。濡れた岩なのでとにかく慎重に下る。足に力が入るので下りでも汗が流れる。振り返ると急な下りであることがよくわかる。あとはふんわりと足にやさしい尾根道を黄色に変わりつつある田や村を眺めながら歩き西谷に下ってきた。途中行き逢った人にギフチョウを教えてもらいママコナやホツツジを愛でながら。タクシーを呼んでしきぶ温泉に寄り汗を流し武生からJRに乗って帰ってくる。
 女性のための山行にしては参加者が少なく少しさびしい気がした。

【期 日】 2007年9月8日
【コースタイム】  大阪7:45=9:50敦賀9:53=10:24王寺保10:40--11:07日野神社11:15--弁慶の三枚切り12:00--12:30五合目室堂(あと1100m)--13:35大比丘尼ころばし休憩13:40--13:57日野山△794.5m14:15--15:40二本鉄塔15:50--16:17西谷16:30=16:40式部温泉湯楽里17:40=17:55武生18:04=18:27敦賀18:55=21:23大阪
【参 加】 久保和恵 新本政子 山内幸子 中島隆 浦上芳啓  計5名