愛媛新聞 2007年11月27日の記事より


 四国山地を縦走し、各地の緯度・経度や登山道の整備状況を調べる四国分水嶺踏査に昨年から挑戦している「日本山岳会関西支部」(事務局・大阪市、重廣恒夫支部長)の一行が23、24の両日、東温市河之内から上浮穴郡久万高原町と松山市にまたがる黒森山まで約25キロを歩いた。
 同支部は1935年に設立され、会員は現在、近畿や四国の登山愛好家ら約300人。
四国分水嶺踏査は2006年5月、支部設立七十周年記念事業として徳島市をスタート。西宇和島郡伊方町の佐田岬までのルートに加え、笹ケ峰から徳島県鳴門市までの計約250キロを歩く計画で、毎月参加希望を募り、主に第四土曜・日曜に踏査している。
 今回は県内や徳島、兵庫県などから26〜74歳の会員17人が参加。
23日、東温市河之内の唐岬の滝をスタートし、同市と久万高原町填の上林峠まで、24日は同峠から黒森山までを踏査した。参加者は地図やコンパスで方角を確認しながら、傾斜のきつい山肌を一歩ずつ踏みしめていた.
 当初は同日までの行程約150キロで踏査を終える予定だったが、「人里が近い割にブナが生い茂るなど山が深く、登りがいがある」として計画を延長。来年は約一年かけ、黒森山から佐田岬、笹ケ峰から鳴門市までのルートに挑む。
 重廣支部長(60)=兵庫県西宮市=は「空や木の色、虫の鳴き声など自然は一秒たりとも同じ時がない。その変化を感じられるのが登山の魅力」と話していた。(07/11/27愛媛新聞)