5月26日 四国分水嶺踏破も全行程の半分を越え、山域も剣山山系から石鎚山系にと突入した、「とくとくターミナル」で四国の人達と合流、チャーターバスで徳島道=新宮=川之江〜大豊線を走り、笹ガ峰登山口に到着、準備体操後、土佐北街道(笹ガ峰登山道、参勤交代の道)を登る。雨上がりの陽光に好天が期待される。40分後、笹ケ峰峠に到着、大きな地蔵、茶屋跡もあり昔、土佐と伊予を結ぶ「殿様道」と呼ばれた国境〈県境〉で現在は山の下をトンネルで高知自動車道が走っている。西にわずかに登れば三角点〈四等、1015m笹ケ峰〉に出る。


倒木やスズダケの茂るやぶに入り時々コバイケイソウの群落を見て瘠せ尾根に出ると風が快い。大岩を巻きながら橡尾山(三等、1222m橡尾)に登るが木立に囲まれて展望は無い。
快適な水平道を進み下った鞍部が橡尾峠で昼食、今日の案内人、地元の石川氏の説明によるとカガマシ山までの稜線は高知側は人工林。
愛媛側はブナの原生林と県下一のシャクナゲの大群落があり「自然保護区、鳥獣保護区」に指定されているとか機会が有れば訪れて見たい。
シャクナゲの花は今年は不作、それでも時折咲き残りの花に歓声が上がる。
山頂に近ずくにつれて倒木と雲母片岩の大岩に現れ行く手を阻まれて迂回、苦しい登りもブナ林の斜面から吹き上げる風が心地よい。
カガマシ山(三等、1343m大戸山)山頂に着いたがここも木に囲まれ展望なし。西尾根を降り湿地に出ると大きな蝦蟇が重なって営みの真っ最中、
数え切れないカップルで足の踏み場も無い位、誰かが靴で突いても動かず「誰だ恋路の邪魔するものは」との声が聞こえそうだ。
ぬた場では相手を求め水しぶきもが上がる、今回の最高峰1452m無名)に着くと明日登る、佐々連尾山が笹原の中どっしりとした山容を見せている。
平坦な尾根を過ぎるとブナ林となり北斜面に胸囲四m以上の木も何本か有り見に行く、ブナの為に環境がいい場所なのか。 1389m峰より降って中川峠に着くとに、こやかな表情の「三界地蔵」が迎えてくれた。南へ谷沿いに降り今夜の宿泊地の林道に出た。テント食料等を積んだ車はすでに到着しており、今日帰られる石川さんを見送り早速、幕営の準備にかかり色、形とりどりのテント村が出現、日暮れが遅く野外での夕食後、大テントでのミーティングは幕営ならではの楽しい一刻だった。

5月27日 4時起床、夏の日はもう明るく朝食後、テントを撤収、荷物を車に積み、5:30出発、中川峠に登る、途中に佐々連尾山登山口の標識があったが分水嶺を忠実に辿る為、
峠から歩を進めるがいきなり猛烈な籔漕ぎとなり時折、足を取られ前の人を見失い無い様に必死に努力、やっと山道の出て視界が開け振り返ると
昨日登ったカガマシ山が青空をバックに今日の山行を励ましてくれる。急登で1392m峰に出ると下りとなり佐々連尾山、大森山の尾根が弧を描き
笹と潅木のコントラストが美しい。地元の人が推奨する「笹原のプロムナードコース」を緩やかに登り木立に囲まれた佐々連尾山(
1404m三等、大平)に着く。記念写真後、西へ広々とした笹原、ブナまじりの雑木林、時折巨岩も混じりシャクナゲの花を見ながら大森山に着く、
(1433m)の頂は小さく北に東赤石の山が思ったより近くに見える。よく晴れ風もあるのに霞んでいるのは黄砂のせいかも、しばらくは平坦な尾根も
岩場まじりの急勾配の下りとなり両手足をフルに使って降る。やがて鉄塔の有る猿田峠に着き大休止。この下を白髭隋道が有るとか、
真夏並みの太陽に照らされながら急登、降下の繰り返しでブナの稜線を1274峰の前山を越え下り迂回路なしの直登で玉取山〈 1330m
三等、玉取〉に着いた。

ここも展望は無く、ここより分水嶺を外れ北西の尾根をブッシュを漕いで林道に降る、木陰を求めて昼休み後、林道を歩く、
途中、水場も有り喉を潤し県道R439号に出て迎えのバスに乗り途中、吉野川オアシスの温泉で汗を流し解散する。
雨の予報が外れ、晴天が続き、ブナ林の心地よい風の中、恵まれた山行でした。
【期 日】 2007年5月26〜27日 【コースタイム】 26日 笹ヶ峰登山口―笹ヶ峰8:30―橡尾山11:00―栃尾峠11:20(昼食)11:50-―カガマシ山12;38―1452m峰14:55〜15:05
中川峠16:30―林道(幕営)
27日 林道発5:30―中川峠6:15―佐々連尾山7:35〜7:45―大森山8:40〜8:50―猿田峠9:30〜9:50―玉取山11:28〜11:40
―林道12:06(昼食)12:45―県道=吉野川オアシス=徳島
【参加者】 新本正子、岩崎しのぶ、久米久夫、小林京子、阪下悦子、阪下幸一、佐野加代子、重広恒夫、滝由喜子、前田正彰、松村文子、宗実二郎、山内幸子、家段勝好、〈非会員〉石川道夫〈非会員5/26のみ〉
<写真:重廣恒夫>
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