JAC関西支部山行、四国分水嶺踏破(査)第1回例会、の「平石山〜中津峰山〜杖立山〜轆轤山〜旭ケ丸」は5月27〜28日(土〜日)にかけて行われた。
記念すべき出発に先立ち、前26日夜、徳島県立文化の森21世紀館・イベントホールにて講演会が行われた。まず「四国分水嶺の山々」と題して徳島新聞記者で関西支部会員の尾野益大氏が、瀬戸内海側からのアプローチ「讃岐山脈(香川、徳島)・法皇山脈」。太平洋側からのアプローチ「剣山山系・石槌山系・四国カルスト・佐田岬」について歴史、文化、特徴等を話された。続いて関西支部長の重廣恒夫氏が「エベレストから四国の分水嶺へ」と題して、ヒマラヤの山々より100周年記念行事の中央分水嶺踏破、続く今回の四国分水嶺に至る重廣氏の豊富な山行をもとに、四国分水嶺の調査に何を求めるか、分水嶺調査の意義・魅力について語られた。最後にヒマラヤのスライド映写もあり、参加した関西支部会員及び地元の岳人達は楽しいひと時を過ごした。
5月27日、ホテルに宿泊した会員はバスで、途中、地元参加のマイカーと合流して登山口の西分へ向かう。勝浦川の橋の袂で準備体操後、橋を渡り、日の浦〜小竹の村より朝立彦神社を目指す。なだらかな斜面にジグザグに細い道が続き、大きな三つ葉のテナンショウ(武蔵アブミ)が目に付く。300mばかり登った村はずれの高台にある神社に着く。、由緒ある延喜式小社で、南側は断崖となり岩倉もある。南東方面の那賀川の河口から紀伊水道を望む。最近ニユースで話題になったアザラシのナカチャンのいる河口ということだ。

高圧鉄塔のno,39〜40〜41に沿って高度を上げ、平石山(3等、点名:沼江648,76m)に着く。西へ緩やかな稜線を辿り、今日の最高点・中津峰山(2等、点名:中津峰772,97m)に着く。山頂には休憩所と石垣の防風壁に囲まれた天津神社がある。地元の人たちの奉仕でできた休憩所で昼食。自然歩道の四国の道が交わる。途中から藪を漕いで下の車道に出て、分岐を下り「八多の5滝」を見る。水量は少ないが40m位の形の好い滝である。登り返して車道出会に戻り、車道を2キロほど歩き、如意輪寺に出て迎えのバスに乗車。
徳島に帰る途中の日本一低い3角点(今は見当たらない)自然の山、弁天山6.1mに登り徳島市の剣山ホテルに戻る。
「コースタイム」ホテル前6:30=西方7:35―小竹のカーブ8:30―朝立彦神社9:00〜15―no41鉄塔9:50―平石山10:10―中津峰山11:05〜50―車道12:10―滝道分岐12:40―八多五滝13:10〜15滝道分岐13:40―如意輪寺14:10=弁天山6,1m14:40=ホテル前15:20
5月28日 6時20分、ホテル前をバスで出発。昨日の如意輪寺前から婆羅尾峠登山口に着く。四国の道を西へ654m峰から(4等点名、栗見坂752、91m)を経て、杖立権現越(峠)に出て、藪の稜線に取り付き、杖立山(3等点名、大泉723,95m)から日の出山(4等点名日ノ出山846,74m)を越え、車道に出てアンテナの立つ轆轤山(3等点名六郎丸972,05m)に着き昼食。
中津峰山にて
アワノ三つ葉ツツジの朱色の花が鮮やかで、時には地面に朱色の絨毯をひいたようで足で踏むのが惜しいような気がする。轆轤山の稜線を降り、車道に出て、大川原高原入り口に着く。南北の村から立派な車道がつき、観光客の姿も見える自然公園で、ロッチや天体観測施設、牧場、風力発電の高い塔もある。アジサイは早いが三つ葉ツツジやドウダンツツジが咲き、登山道は花のトンネルである。やがて展望台に着き、雄大な四国の山並みを見る。旭ケ丸(1等点名、旭ノ丸1019.51m)三角点は展望台の西に在り、満開のツツジの下で記念写真を撮り、引き返す。高原の駐車場までは大川原牧場の中を歩き、迎えのバスを待つ。2日間の山行中、支援して下さった徳島のアウトドアーショップ(ジョイン)のオーナーと「剣山クラブ」の人達に感謝し、天気に恵まれた幸運をかみしめてバスで帰る。
【コースタイム】 ホテル前6:20=婆羅尾峠7:30―4等三角点栗見坂9:07―杖立山10:50―轆轤山11:35〜12:15―大川原高原入り口13:14―旭ガ丸頂上14:00〜08―高原駐車場14:30=ホテル前15:20
【 参 加 】 新本政子、岩崎しのぶ、内田昌子、久保和恵、金井良碩、阪下幸一、阪下悦子、重廣恒夫、佐野加代子、須磨岡 韓、先水美智子、清瀬祐司、田中儀一、滝川敏康、中島隆、中谷絹子、溝俣美恵、宗実二郎、宗実慶子。森沢義信、(徳島在住)白石 裕、(関西支部
21名) (会員外)前田正彰、山本義博、秦 康夫、(3名)、徳島(剣山クラブ)江口冨美雄、小野容子、久野博子、小林京子、南 久美子、滝 喜子、(6名) (徳島一般参加)家段勝好(1名)合計31名
写真: 中島 隆
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