支部山行 07−16   四国分水嶺踏破 第15回

高森山〜鞍掛山〜佐多岬


  
昨年11月に石墨山〜皿ケ嶺〜三坂峠〜黒森山迄歩いた、続いて今年最初の分水嶺踏査は四国西端の佐田岬だ。直線距離で200`もの長距離を久米さんの車が先導し、バスが走り機動力を存分に生かしてアプローチを少なくして岬までの主な山々をピークハント、 遂に佐田岬灯台に到達した。

1月25日(金)
21時30分、いつもの出発点の高速バス松茂停留所を、お馴染みになった「かぐや姫観光」のバスで出発、吉野川ICで仮眠、いつもの場所だが厳冬期のそれぞれ工夫をこらし防寒対策(テント等の工夫)をしたが寝にくかった。

1月26日(土)
吉野川IC発4時、川内ICにて松山在住の渡辺会員を乗せる。林道凍結を考慮、予定を変更し高森山に向かう。国道56号線より法花津林道(旧国道)に入り峠の手前1,5`の地点の荒れた林道の分岐より登山開始、途中道も消えて斜面を強引に登る、稜線に出て峠よりの登山道に出て高森山頂上(635 m、1等)に着く。法花津湾を望む展望所があり、修験道らしき石に囲まれた祠があった。下山は法華津峠に出て散策、付近には幾つかの歌碑があり、展望台は宇和島湾の眺めが良く、先端には有名な讃美歌「山路越えて」の歌碑もあった。



国道197号〜県道267号から林道ウシオニ線を走り途中、樽の滝を見る頃より林道は雪で真っ白。登山口のトイレの前の駐車場より整備された遊歩道を歩く、展望台の広場には立派な東屋と広い駐車場が有り、ゆるい尾根をしばらく登ると雨包山( 1,111m、2等、山名、海士包)に着く。北側に雪で白くなったカルスト台地の大野ケ原が見える。東屋にて昼食後、バスに戻り出発。



国道号線に戻り打越より林道に入る。曲がりくねった狭い林道を峠に出て下車、南西に伸びる人工林の尾根を登る、 頂上付近は広く平原状で何処が頂上か解り難い。手分けしてやっと見つけた御在所山(906m、1等)は人工林に囲まれて展望は無い。馬場と呼ぶ様な広い山頂は山名からして高貴な人が隠れ住んだ場所に相応しく思える。これで今日の山行は終わり鹿野川ダム湖畔の鹿野川荘に宿泊。夕食時には、久しぶり参加の前支部長阿部さんと女性達の歌などで盛り上がり佐田岬到着、前夜に相応しい夕べだった。

【期 日】2008年1月26日  晴れ
【コースタイム】
法花津林道手前の登山口7:30〜8:30高森山8:50〜9:25法華津峠〜9:25登山口9:50発=ウシオニ林道入り口11:00=11:35トイレのある登山口駐車場11:40〜11:50東屋の広場〜12:00雨包山12:10〜東屋の広場12:40〜登山口駐車場12:50発=国道197号線=打越=林道三差路14:30〜14:50御在所山(908m1等)15:00〜三差路登山口15:20=16:20鹿野川荘(宿泊)



1月27日(日) 晴 鹿野川荘の宿舎5:30出発、バスで国道197号線を走り本谷より林道に入り南に分かれる分岐で下車、分岐の林道を歩く。 465m峰の北斜面で林道が終わり踏み跡を最低鞍部に出て稜線を登る。人工林の中、下草には冬イチゴが多く赤い実を付けていたが食べるにはまだ早く渋い。



鞍掛山(629,4m1等)の頂上からは東に今回設定漏れた(富士山320m 神南山710m) を眺める。下山は途中より北に下り廃村跡(立派な石垣、山田の田圃に杉の木が茂る)の山道を降り林道に出てバスに戻る。



本谷の村に出て出石寺への参詣道をバスは走り、郷の峠より旧参道の坂を上る、途中にはアカガシ、ケヤキ等の大木、ミニ八十八ヶ所があり山頂の出石寺に着く。金山出石寺は八十八ヶ所の番外の寺だが規模が大きく寺の直ぐ下まで車が入り参詣者も多い。三角点は無いが標高 812m、遠く冠雪の石鎚山も眺められる。寺の駐車場で迎えのバスに乗り佐田岬半島に入る。



佐田岬半島は四国の最も西に位置し八幡浜港付近より西南西へ中央構造線に沿って長さ約 40キロにわたり直線状に突き出し北に瀬戸内海(伊予灘)と南に宇和海を隔てている日本一細長い半島で殆どが山でリアス式海岸の為、国道 197号線は海岸に沿っており、車同士の擦れ違いもままならぬ悪路で、 別名「イクナ」酷道と呼ばれていたが、尾根を縦走する頂上線(メロデェ―ライン)が出来て快適な観光コースとなっている。「瀬戸内海国立公園」の一部で観光客も多い。 途中の漁業組合の経営するレストランで昼食、名物の刺身料理を食べて佐田岬灯台に向い岬の手前のキャンプ場にて車を止めて遊歩道を辿り、椿山展望台より宇和海を眺めて 佐田岬灯台に至着、灯台からは遥か九州の山々(国東半島、由布岳、阿蘇、祖母、傾き、大崩、等)が眺められた。思えば平成16年5月より2年余り16回32日 をかけて辿り着いた岬に一同感無量、全員で万歳をして灯台を後にする。三崎の町の背後に有る伽藍山(395,1m、一等)は西側の高茂牧場の背後にあり距離は短いがヤブを漕いで山頂に立つ、さすが眺めが良く夕日に輝く半島の尾根に並ぶ風力発電塔や佐田岬の全てを見ることが出来た。 最西端到着の感激、興奮冷めやらぬままにバスはそれぞれの帰着点に向かった。今回バスは四国の東西を往復する長距離、運転手さんには本当にご苦労をおかけした参加者一同感謝、お礼申し上げます。

【期 日】 1月27日
【コース】 鹿野川荘 5:30=197号線=本谷=林道分岐登山口7:10〜7:30 林道終点〜8:10鞍掛山8:20〜8:45廃村跡9:20登山口=10:10郷の峠〜11:00出石寺11:10=12:00漁業組合のレストラン13:00佐多岬駐車場13:20〜椿山14:00〜14:15佐田岬灯台14:25〜駐車場14:45=伽藍山15:40=見張山登山口16:25〜見張山16:45〜登山口17:00発=八幡浜18:00=大州IC=松茂バスターミナル20:40着(解散)

【参加者】  阿部和行、新本政子、岩崎しのぶ、清瀬祐司、久保和恵、久米久夫、小林京子、阪下幸一、阪下悦子、佐野加代子、重廣恒夫、滝 由希子、中島 隆、 松村文子、前田正彰、宗実二郎、宗実慶子、山内幸子、渡辺正美
(会員外)家段勝好、村田かおり、山本義靖